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INFJが共感できるキャラクターたち:『スキップとローファー』&『ブルーピリオド』

netarou

皆さん、こんにちは。

僕は漫画を読むことが大好きです。

特にキャラクターの深い内面や繊細な感情に触れることができる作品には心を奪われますよね。

今回紹介する『スキップとローファー』と『ブルーピリオド』は、まさにそんな漫画です。

この作品には、もしかしてINFJですか?と思ってしまうようなキャラクターが登場します。

これらのキャラクターと出会い、彼らの心に触れたとき、僕は自分自身を見つめ直すような感覚に包まれました。

INFJの複雑な感情を、見事に言語化してくれているのです。

まずは『スキップとローファー』の志摩総介と村重結月。

それから『ブルーピリオド』の矢口八虎。

この記事では、これらのキャラクターの性格やセリフを通じて、彼らがいかにINFJの特徴を体現しているかを深く掘り下げていきます。

僕が感じた共感や感動を、皆さんとも共有したいと思っています。ぜひ最後までお楽しみください!

作品紹介とあらすじ

『スキップとローファー』のあらすじ

『スキップとローファー』は、岩倉美津未(いわくらみつみ)という主人公が、地方から東京の名門高校に進学し、新しい環境で奮闘する姿を描いた作品です。

地方の小さな町から上京した美津未は、東京の名門高校に入学します。最初は周囲に馴染めずに戸惑うこともありますが、持ち前の明るさと純粋さで周囲の心を少しずつ開いていきます。

クラスメイトには、個性豊かな仲間たちが揃っています。彼らもまた、美津未の純粋さに触れることで自分を見つめ直し、向き合い成長していきます。

魅力と見どころ

『スキップとローファー』の最大の魅力は、キャラクターたちのリアルで共感できる人間模様です。

美津未の不器用ながらも真っ直ぐな性格は、周囲の人々に影響を与え、彼女の成長がクラスメイトたちの変化にも繋がっていきます。また、登場人物たちが抱える悩みや葛藤が丁寧に描かれており、読者は彼らの成長を応援しながら見守ることができます。

この作品の作者である高松美咲先生は、登場人物の心情を本当に丁寧に描いているなと思います。キャラクター同士の何気ない会話や仕草に込められた感情の繊細さは、大人になった今でも共感できる部分が詰まっています。

青春の甘酸っぱさや友情の大切さも再確認させてくれるこの作品は、現役の学生さんだけでなく、すべての世代に刺さる作品だと思います。


『ブルーピリオド』のあらすじ

『ブルーピリオド』は、絵を描くことに目覚めた高校生・矢口八虎(やぐちやとら)が、美術の名門である東京藝術大学(通称:東京藝大)を目指して奮闘する姿を描いた青春ドラマです。

成績優秀でクラスでも一目置かれる存在だった矢口八虎は、日々を無難に過ごし、なんとなく空虚さを感じていました。

しかし、ある日、学校の美術室で見た一枚の絵に心を奪われたことで、彼の人生は大きく変わります。絵を描くことの楽しさと難しさに目覚めた八虎は、自分の進路を東京藝大に定めます。

魅力と見どころ

『ブルーピリオド』の最大の魅力は、夢を追い求める過程でのリアルな描写と、アートに対する情熱です。

この作品の作者である山口つばさ先生は、実際に東京藝大を卒業した経歴を持っています。そのため、作品内で描かれる美術の世界や東京藝大の試験風景、学生生活のリアルさは格別です。

山口先生の描くアートシーンは、まるでキャンバスに描かれた本物の絵画を見ているかのようで、読者に強い臨場感を与えます。

アートに興味がある人はもちろん、これまでアートに触れたことがない人にもおすすめです。主人公の矢口八虎が絵を描くプロセスを通じて、美術の基礎的な知識や技法についての説明が、物語の中で自然に組み込まれています。

僕自身、アートの教養は全くと言っていいほどありませんでした。ルーブル美術館に行った時でも、見る作品すべて「思ったより小さい!」「思ったより大きい!」とバカみたいな感想しか言ってませんでしたから。笑

もっと早くこの作品に出会いたかった。


もしかしてINFJ⁉︎なキャラクター紹介:『スキップとローファー』

志摩総介

性格

志摩総介は、優しさに満ちたキャラクターであり、他人に対する共感力が非常に高いです。

彼は周囲の人々の感情に敏感で、困っている人や悩んでいる人を見かけると、自然と手を差し伸べる性格です。

物静かな性格で、自分の意見を表に出すことはあまりありません。

しかし常に周囲の状況を注意深く観察しています。

彼は状況を慎重に分析し、適切な行動をとるために常に考えを巡らせています。

感想と共感ポイント

INFJは、共感力が非常に高いことで知られています。

他人の感情を深く感じ取り、相手が必要としているサポートを直感的に提供できる性質があります。

志摩総介の優しさと共感力は、まさにINFJの特徴と一致しています。

しかし、共感ポイントは、それだけにとどまりません。

この漫画では、その優しさの裏に隠された繊細な感情も丁寧に描かれています。

総介の複雑な感情に触れると、心の奥底はすごく冷たいのではないかとも思わせられます。

総介の台詞にこういったものがあります。

「怒ったり取り乱したりって、相手に親身になってないとできないじゃん。オレは興味がないから怒りが湧かないんであって、あれは氏家くんが言って欲しそうな言葉を言っただけ。」

どこか一歩引いた目で世界を見てるというか、どこか世の中に絶望してる感じが、INFJっぽいなーと思います。

そんな総介も、美津未の純粋さに触れて、自分の浅ましい気持ちであったり、自分の嫌なところに気付かされます。

美津未にだけは、心を開いていく総介。

ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは言えないのですが、二人の関係ですれ違いが起こってしまう時があります。

そんな時の総介の心の動きは、INFJの複雑な感情を見事に言語化しています。

村重結月

性格

美津未のクラスメイトの一人で、一番最初に友達になったのが結月でした。

容姿端麗で帰国子女。中高一貫の中学校に通っていたのですが、異性からの人気が高すぎるあまり、中学では恋愛のいざこざに巻き込まれることが多かった。

環境を変えるためにつばめ西高校を受験してきたので、最初は気を張りすぎていましたが、美津未たちに出会ってからは自然体でいられるようになっていく。

感想と共感ポイント

結月はあまりの美しさから、望まない先入観を持たれて接されることが多くありました。

入学当初から、周りからの印象と、自身とのギャップに悩む姿が描かれています。

「私とは住む世界の違う人」そんな先入観を持たれて接されていることに気づきながらも明るく振る舞う結月。

自分自身や他人に対して深い洞察力を持つ結月の性格は、INFJの特徴と一致します。

結月を語る上で、避けては通れないのがクラスメイトの誠です。

誠と結月は、美津未を介して最初に出会いました。

誠は、結月のことを、自分とは正反対なキャラと苦手に思っていたのですが、次第にお互いを一番に理解し合えるほどの仲になります。

これもネタバレになるので、詳しく書けませんが、誠が憧れの先輩とデートをする回、クラス替えの後の映画事件、ここは何回読んでも泣けちゃいます。

その深い洞察力は、大切な人を救うこともできるのですが、人一倍傷つくこともあるんですよね。


もしかしてINFJ⁉︎なキャラクター紹介:『ブルーピリオド』

矢口八虎

性格

矢口八虎は、『ブルーピリオド』の主人公であり、美術に目覚めた高校生です。

不良だけど、勉強もできる八虎は、誰にでも愛嬌がよく、周りからの信頼も厚い。

例えるのが難しいのですが、不良グループにいるのに、その不良グループにいじめられてる子とも普通に仲良い、みたいな感じ。(例えです。作品とは一切関係ないです。)

与えられたノルマをこなすようにして、人付き合いや勉強に励んでいる八虎は、何をやっても達成感を得られず、空虚な毎日を過ごしていました。

美術の世界に足を踏み入れてからは、自分の夢に向かって全力で突き進む情熱家であり、努力家な姿を見せています。

感想と共感ポイント

『ブルーピリオド』の第一話を読んで、僕は主人公の矢口八虎に深く共感し、この物語に感情移入することができました。

この作品の冒頭で、八虎はこんなセリフを口にします。

「人間関係を円滑にするコツ。相手が欲しい言葉をあげること。自分の話より相手の話を面白くすること。俺もう、そういうやり方でしかコミュニケーションわかんねぇよ。」

このセリフだけで、INFJっぽ!と思ってしまい、僕の心は鷲掴みにされました。

誰にでも愛嬌がいいのに、どこか冷めた目線から物事を見ているその性格。

苦手な人の前だからこそ、空気を読んでヘラヘラとやり過ごす姿。

「話通じねーやつに意見言ってもしょうがない。傷つきたくないし。」

何気ない会話から、彼の繊細な感情が読み取れます。

美術の世界でも、「自分勝手力」がないことで壁にぶつかるところなど、INFJの特徴と一致することが多いと感じます。

そんな八虎に友人たちがこんな言葉をかけるシーンがあります。

「俺たちはみんなお前の話を聞くのが好きなんだぜ」

これは読者である僕も、どこか勇気づけられるセリフでした。

おまけ:森まる先輩

八虎が美術の世界に入るきっかけになった絵を描いた人物。

美術部で一番絵が上手い森先輩。彼女のセリフで、こう言ったものがあります。

「才能なんてないよ。褒めてくれるのは嬉しいけど、手放しに才能って言われると何もやってないって言われてるみたいで、ちょっと・・・。ごめん!せっかく褒めてくれてるのに・・・」

このセリフ、好きなんですよね。INFJの皆さん、わかってもらえますかね。


まとめ

いかがでしたか?

今回は『スキップとローファー』『ブルーピリオド』から、もしかしたINFJかも?と思われるキャラクターを紹介しました。

また、おすすめの作品に出会うことができたら紹介したいと思いますが、もしこの記事を読んでいる方の中で、INFJの人にこそ見てもらいたい作品がありましたらコメントなどいただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
原田うゆ
原田うゆ
1987年生まれ 愛知県出身
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