参拝に集中できない。拝殿の前で何を思いますか?心が幸せになる参拝方法。

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拝殿の前で手を合わせ何を思いますか?

特に初詣や御朱印巡り、観光などでお参りする場合。これといって切実な問題を抱えていない場合。まだ見ぬ未来のことは漠然としすぎていて、どうお願いしたらいいのか分からない。かつての僕もそう悩んでました。

一緒にお参りしている人がいると、「タイミング合わせたほうがいいかな?」とか「目を開けたときに、相手を待たせてしまってたら申し訳ない」なんて考えて。

行列ができていたり、たまたま隣に居合わせた人の念が強かったり。空気に飲まれて、手を合わせてるけど何も考えてないって時もあるくらい。

逆に人があまりいなくて、のんびり境内をまわれる時。神社やお寺の知識もないので、なんとなく歩いて。後から見返すこともない写真を数枚撮って。

せっかくありがたい場所に訪れているのに、すごくもったいない時間を過ごしていました。

今回は、僕が今思う参拝の仕方・神社仏閣の過ごし方をシーンに合わせて紹介していきます。もし同じ悩みをお持ちの方がいたら、参考にしていただけると幸いです。

初詣は新年のご挨拶を

初詣にちゃんとお願いできたことは、受験した時くらい。

有名な神社となると人も多いし渋滞するし。寒い中めちゃくちゃ並んで、やっと順番が来たと思ったら全然考えがまとまっていない。一緒にお参りに来た人や、後ろに並んでる人が気になって全然集中できない。

なんとなくおみくじ引いてなんとなく結んだりして。なんとなく甘酒なんか飲んだりして。

まぁお参りできたしいっか、なんて思いながら帰る。

ひどい時には、ちょっと人が減ったら行こうなんて思ってるうちに行かずに終わるなんてことも。これじゃ逆にバチが当たりそうです。

なので初詣は遠方の神社に行くのもやめて、お願い事をするのもやめました。もともとは氏神神社に参詣するのが主流だったみたいですし。

元日または三ヶ日に、氏神神社で神様に新年のご挨拶だけをする。初詣の起源を知り、一つ一つの所作を丁寧に行い新年のご挨拶をするだけ。それだけでいい一年になりそうな気がします。

遠方の有名神社に行くのは、日を改めて。叶えたいことがあるなら、自分の願いと相性の良い神社を選んで、のんびりお参りをしています。

初詣の起源

元々は「年籠り」。大晦日の夜から元日の朝まで、家長が祈願のため氏神神社に徹夜で籠る習慣があった。それが年籠り。

(ちなみに年籠りでは12/31~1/1は寝ないので、1/1~1/2に見る夢が初夢という説がある)

「年籠り」の習慣が時を経て、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」に分かれる。

この「元日詣」が今の初詣の原型。この時はまだ氏神神社に参詣するのが主流。後に、少し遠出をして恵方にあたる社寺に参詣する「恵方参り」が流行り出す。

その後、鉄道の発展で更に遠方の神社に参詣できるようになる。鉄道会社のプロモーションにより「初詣」という言葉が生まれた。そして現在のように有名神社に初詣に行く習慣ができた。

氏神神社とは

自分の住むエリアの氏神様をお祀りする神社。自分の家から一番近い神社というわけではない。住まいの都道府県に神社庁があるので、そこのHPから調べられる。

初詣に行くなら神社?お寺?

どちらでも構わないみたいです。

ちなみに・・・

  • 神社は神様をお祀りする場所。神道。日本古来の宗教。
  • お寺は仏様が修行をして悟りを開くところ。仏教。古代インドで生まれた。

お稲荷さんは?

一般的には神社。僕は愛知県に住んでいるのですが、愛知県にある豊川稲荷はお寺みたいです。その他にも「〜大社」「〜宮」など名称がたくさんありますが、鳥居があったら神社くらいの感覚で覚えておけば良いと思います。

神社とお寺で作法は違うの?

神社は二礼二拍手一礼。お寺は合掌(拍手は打たない)。

正式な参拝方法が気になって調べました。しかし神社庁のHPでは、厳格な決まりはないとのことでした。そこで一般的な作法をわかりやすくまとめてみましたので、ご参考までに。

神社
  1. 鳥居の前で一礼。
  2. 参道は神様の通り道。端を歩く。
  3. 参拝の前に手水をとる。
  4. 二礼二拍手一礼。会釈をして退く。
    • 出雲大社のように二礼四拍手一礼としてるところも。その神社のやり方に従いましょう。
  5. 鳥居を抜けて、最後に一礼。
お寺
  1. 門の前で合掌一礼。
  2. 参道は中央を通ってもOK。
  3. 参拝の前に手水をとる。(常香炉があれば煙を浴びて心身を清める。)
  4. 合掌。合掌したまま深くお辞儀。会釈をして退く。
  5. 門を抜けて、最後に合掌一礼。
手水の仕方は神社もお寺も同じ
  1. ハンカチを用意。会釈してから始める。
  2. 右手で柄杓を持ち、左手を洗う。
  3. 左手に持ちかえ、右手を洗う。
  4. また右手に持ちかえる。左手に水をためて、口をすすぐ。
  5. 今一度左手を洗う。両手で柄杓を立てて、柄の部分を水で流す。
  6. 柄杓をもとの位置に戻し。ハンカチで口と手を拭き、会釈で終える。

壇上に上がって卒業証書を受け取るように、一つ一つの所作を丁寧に行うと気持ちいいです。

おみくじは持って帰る?

おみくじは神様からのありがたいお言葉です。なので持ち帰って日頃から読み返しましょう。

「大吉だー!やったー。」「凶だー!結んで帰ろ。」といった運試し感覚で引くものではないみたい。

御朱印巡りは感謝の気持ちで

朱色と墨のコントラスト、力強い筆遣い。

神社によって押し印のデザインも様々で、色鮮やかなイラストが添えられていたりアートな側面も持つ御朱印。

つい集めたくなって、御朱印目当てで訪れることも多いと思います。せっかく参拝の証明として御朱印を頂戴しているのだから、より良い思い出になるようにきちんとお参りしたいですよね。

しかし御朱印が欲しくて参拝してるくらいだから、これといって切実な問題は抱えていないのでは?

そんな時は、過去や現在に目を向けて、ただただ感謝をするんです。

健康のこと、仕事のこと、恋愛のこと。これからの未来のことに目を向けると具体的なお願い事ってイメージできなくないですか?

こうやって今まで生きてこれたこと、今もこうして元気に過ごせていることに感謝をするんです。お願い事をするより、いい事が起こりそうな気がしますよ。

御朱印のマナー

  1. 大切なことは参拝すること。まずは心を落ち着けて参拝しましょう。
  2. 小銭を用意しておきましょう。
  3. 「御朱印お書き頂けますでしょうか?」と書いていただくページを開いて両手でお渡しする。「こちらにお願いいたします」
  4. 心穏やかに待ちましょう。飲食をしたり、携帯をいじる、書いているところを覗き込む、写真を撮ることもマナー違反です。
  5. 「ありがとうございました」と両手で受け取る。

神様の歓迎のサインを見つけよう

御朱印をいただいて、すぐに帰るのもなんだか気が引ける。

少し境内を歩こうかななんて思うけど、どこを見ればいいのか分からない。

そんな時は、無理に楽しもうとしなくて大丈夫です。神様の歓迎のサインを肌で感じ取りながら、ゆっくりと境内を一周しましょう。

神社やお寺は神聖な場所です。パワーをいただき運気をアップしましょう。

神様の歓迎のサイン
  1. 急な天候の変化:急に日差しが強くなるのは歓迎のサイン。また急な雨は、ネガティブな状況を浄化してくれる兆しです。
  2. 動物に遭遇する:境内の動物は神様の使い「使徒」だと言われてます。目の前をヒラヒラと蝶々が横切ったり、てんとう虫が肩に止まったり、そういったことも神様からの歓迎のサインです。
  3. 急に人が誰もいなくなる:神様があなたのために場所を開けてくださいました。
  4. 結婚式やご祈祷など神事に遭遇する:神様からの幸せのお裾分けです。
  5. そのほか:鳥居に入ったタイミングで心地よい風が吹いたり、太鼓の音やお経が聞こえた。鳥のさえずりが聞こえた。など。

旅行や観光は誓いを立てる

旅行や観光で訪れる時も、これといって具体的な願い事がなかったりしますよね。

旅行や観光ができているのだから、経済的にも時間的にも余裕がある。健康にも恵まれている。むしろ羽を伸ばして楽しいくらいです。

こうして楽しく旅行ができているのも神仏様のご加護があってこそ。「この地に迎え入れていただきありがとうございます」と感謝を述べましょう。

そして「休み明けから、より一層頑張ります」と誓いを立てるのです。そうすればきっと神様も見守ってくれるでしょう。

神社仏閣巡りが楽しくなる豆知識

鳥居の違いを楽しむ

  • 神明鳥居:上部の横柱が一直線。
  • 明神鳥居:横柱の両端が反っている。

明神系の鳥居は、神明系よりも新しく建てられたもので仏教建築の影響が反映されているらしいです。

狛犬の違いを楽しむ

  • 「阿(あ)」の口をしてる、「吽(うん)」の口をしてる
  • 玉を踏んでる玉取り狛犬、子を踏んでる子取り狛犬
  • ツノがあったら狛犬、ツノがなければ獅子

狛犬だけでなく眷属(けんぞく)にも注目すると面白いです。神様にお仕えしている動物たち、神獣です。

お稲荷さんにはがいますよね。天満宮には菅原道真公の使いとしてが祀られています。ヤマトタケルを祀っている神社にはがいたり、が祀られている神社は豊臣秀吉が支援したなんて話もあるみたいです。そのほかにも鼠やうさぎ、蛇など10種類以上の眷属が存在します。

仏像

  • 如来:悟りを開いた仏で、最上位の位に位置づけられる。螺髪(らほつ)と呼ばれるパンチパーマのような髪型に、質素な服装が特徴。
  • 菩薩:修行中のお坊さん。2番目に位が高い。装飾品を身につけ、服装が少しゴージャスなのが特徴。
  • 明王:人々を厳しく叱ってでも煩悩から救い出す役目。怒った表情をして、武器を持っているのが特徴。
  • 天部:如来や菩薩のボディーガード的な役割。大黒天や弁財天など七福神もこれに属する。天部は数多く存在するので外見に特徴や決まりがない。「武装した男」「女神」「顔が動物」など。

塔は逓減率(ていげんりつ)を見る

逓減率とは、五重塔や三重塔などを解説する時にしばしば使われる言葉。

塔は上層に上がるにつれて、屋根や塔身の幅が順に小さくなっていく。これを「逓減」という。最下層に対する、最上層の幅の割合を「逓減率」と言う。

逓減率が高いと、すらっと背が高い印象。逆に逓減率が低いと、どっしりと安定した印象。

これを意識するだけでも、塔の見方が結構変わります。

いかがでしたか?

全国の神社とお寺を合わせると、その数15万ヶ所以上。にもかかわらず、宗教は?と聞くと「えっと・・・」と言葉を詰まらせてしまう。

神道の信仰から始まり、仏教の伝来。神仏習合、神仏分離。GHQによる神道指令。

宗教団体による事件やニュースなどの影響で、日本で宗教というと、洗脳のように捉える方も少なくないと思います。

海外から見ても、日本の宗教観は不思議みたいですね。何を信じるかは人それぞれ。クリスマスも祝うし、初詣にもいく。無宗教でもいいと思います。

ただ、なぜそのような宗教観になったのか、それを説明できるかできないかで全然違うと思います。お参りに行って何を思うのか、それに対する自分の意見や考えをしっかり持っていれば、海外の方とお話しする時も恥をかかなくて済むかもしれません。

正直なところ、僕の信仰心はあまり強くないかもしれません。けど自分のスタイルを確立することで気持ちは豊かになりました。

これを好機に、今まで以上に神社やお寺に興味を持っていただけたら僕も嬉しいです。

ABOUT ME
寝太郎
寝太郎
1987年生まれ 愛知県出身
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