不満が見えない部下の正体はINFJ?上司が知っておくべきINFJの扱い方5選
あなたの職場に、どんな仕事も嫌な顔をせずに引き受けてくれる部下はいませんか?
頼み事をしても不満を見せず、淡々とこなしてくれる。
そんな部下がいると「何でも頼みやすいし、便利だな」とつい雑に扱ってしまうこともあるかもしれません。
でも、その部下、もしかするとINFJかもしれません。
INFJは、多少無理なお願いをされても顔に不満を出さず、黙って受け入れることが多いんです。
ですが、感謝や誠実な対応がないと、内心ではじわじわと不満が溜まってしまいます。
そして、ある日突然「もう辞めます」と告げられることも。
この記事では、そんなINFJの部下をどううまくサポートし、彼らが本来持つ能力を引き出し、長く一緒に働ける環境を作る方法を紹介します。
INFJが求めているのは、感謝の言葉や誠実なコミュニケーション、そして適度な距離感。
これを理解することで、職場が驚くほどスムーズに回るようになるかもしれません。
職場にINFJがいると楽
INFJは非常に責任感が強く、自分の仕事に対して誠実でありたいという気持ちが人一倍あります。
そのため、INFJをうまくサポートし、信頼を築けば、職場が驚くほどスムーズに回るようになります。
- 自己管理能力が高い
目の届かないところでもサボらず、むしろ誰も見ていない時にこそベストを尽くそうとします。 - 自発的に動く
細かく指示しなくても、自分で「何が必要か」を察知して動くことが多いです。 - 全体像を見て行動する
仕事だけでなく、職場の雰囲気や人間関係を把握し、トラブルや問題点に気づきやすいです。 - サポート役としての安心感
一度任された仕事を徹底してやり抜くので、上司やリーダーにとって安心して任せられる存在です。
INFJの特性を理解して適切に扱えば、職場全体がより効率的に、そして心地よく回るようになるでしょう。
INFJの不安材料
INFJは非常に責任感が強く、仕事に対しても誠実に取り組みます。
しかしその一方で、扱い方を間違えると突然「ドアスラム」と呼ばれる行動を起こし、職場を去ってしまうことがあります。
ドアスラムとは、何の前触れもなく関係を断ち切ることを指し、これはINFJが自分の限界を超えたと感じた時に起こりやすいです。
INFJは表面上では不満を見せず、黙って仕事を引き受けていることが多いですが、その内側ではストレスや不満が蓄積していることがあります。
上司や同僚がそのサインを見逃し続けると、ある日突然「もう無理です」と言い出すことも珍しくありません。
周囲から見れば急な辞職に見えるかもしれませんが、実際には長い間我慢し続けた結果なのです。
INFJの感情や不満を見逃さず、適切にケアすることが、職場での長期的な関係を築く上で非常に重要です。
実は扱いやすい。INFJ部下の取り扱い説明書
モチベーションを支えるのは感謝の言葉
仕事をする上で、昇給やボーナスで頑張りを評価してもらうのはもちろん嬉しいです。
しかし、INFJにとって、それ以上に心に響くのは「ありがとう、いつも助かってるよ」と言った感謝の言葉なんです。
INFJは、誰かの役に立つことに大きな価値を感じています。
「会社の役に立ちたい」と思う気持ちで、期待以上の結果を出せるように自発的に努力をします。
多少無理なお願いをされても、「その人の助けになるなら」と嫌な顔をせずに引き受けるでしょう。
しかし、最初は感謝されていた頼まれごとや雑務も、それがだんだんと当たり前になってくることがあるんですよね。
「あいつに頼めばなんでもやってくれる。」
「残業代を稼げるから嬉しいでしょ。」
「仕事に見合った評価は給料に反映させてやってる。」
そう思って感謝の気持ちを伝えずにいると、INFJは雑に扱われていると認識します。
INFJは「黙って受け入れるタイプ」なので、不満を表に出しません。
その蓄積された不満がやがてやる気を失わせて、最悪、突然「もう辞めます」なんて言い出すことも。
これ、恋愛でもよくあるパターンですよね。
「好き」って言わなくても伝わってると思ってたら全然伝わってなくて、それが原因で突然彼女から別れを切り出される、なんてこと。
その時になって「大事にしてたんだよ」って必死で伝えても、一度離れてしまった彼女の気持ちは戻ってきません。
結局、言葉にしないと伝わらないんです。
INFJの部下も同じで、感謝の気持ちをちゃんと口にしないと、どれだけ大事に思っていても、それは彼らには伝わらないんです。
そして、気づいたときにはもう遅く、彼らは去ってしまうかもしれません。
だから、定期的に感謝の気持ちをちゃんと言葉で伝えてあげてください。
「いつも本当に助かってるよ」っていうシンプルな言葉でも、彼らにとっては大きな意味があります。
INFJの声にはしっかり耳を傾ける
INFJは直感型なので、直感で物事の本質を捉えます。
でも、それって言葉で説明するのが難しかったりするんですよね。
職場で問題が起こってみんながわちゃわちゃしている時に、持ち前の洞察力と直感で「これって、こうすればいいのでは?」って意外と気付いてたりするんですよ。
でも、如何せん根拠がないので、どうしても声高に主張できずに控えめに言ってしまうことがあるんです。
その結果、周りに軽く流されてしまうこともしばしば。
そして、後になってみんなが問題の核心にたどり着いた時に、「だから最初からそう言ってたじゃん…」って不満に思うこともあったり。
だからこそ、INFJの部下が声を出している時は、しっかりと耳を傾けてあげることが大事です。
もしINFJが話している最中に、途中で話を遮って自分の意見を押し付けようものなら最悪です。
「この人に話しても無駄」と認定されて、職場で抱えている不満も話してくれなくなってしまいます。
そして、その不満が限界に達した時がINFJが去る時です。
パフォーマンスを発揮させるのは自律性
INFJは、人の気持ちに立って物事を考えるのが得意です。
そのため仕事でも「この上司は自分にどう動いて欲しいんだろう?」と、上司の意図を汲み取って自主的に行動することが多いんです。
また、INFJには強い自己犠牲の精神があり、誰かの役に立つことに喜びを感じます。
自由にさせてもサボったりせず、一生懸命働いてくれます。
逆に細かく指示されたり、上司の監視の目があると、かえってプレッシャーを感じて効率が下がることも。
だからこそ、INFJの部下には自主性を尊重して信頼して仕事を任せるのがベスト。
また、責任感は強いのですが、優しすぎる性格なので人の上に立たせると思い詰めてしまうことがあるかもしれません。
組織に属しているのなら、2番手くらいのポジションでのびのび働ける環境が性に合っているような気もします。
人の上に立つというより、独立して1人でやっていきたいと思うタイプではないでしょうか?
業務時間外は他人だと思え
意外とこれが一番大事かも。
INFJは、人との関わりに非常にエネルギーを消費します。
そのため、できる限り人と関わりたくないと思っているINFJはとても多いです。
仕事を円滑に進めるため周囲に気を遣い、感じよく振る舞っていますが、それはあくまで「仕事の一環」。
INFJは優しさや気遣いから、その場では楽しそうにして見えるかもしれませんが、実際内側ではどんどん疲れが溜まっています。
だからこそ、業務時間外や休憩時間には、彼らを一人にさせてあげることがとても大切です。
INFJにとって、仕事終わりや休憩時間の雑談、職場での付き合いはリフレッシュではありません。
むしろ、それは精神的な「サービス残業」のようなもの。
INFJは一人で過ごすことでエネルギーを回復し、また新たに全力で仕事に取り組めるようになります。
この1人の時間を侵害し続けると、不満がたまり、ある日突然「もう無理です」と退職の意思を伝えるかもしれません。
もしコミュニケーションが取りたいのであれば、自分の話をするのではなく聞き役に徹してください。
INFJの求めるリアクションをし、INFJが欲しい言葉を返し、INFJが気持ちよく話せるようにただただ共感する。
そこまで気を遣わなきゃダメ?と思うかもしれませんが、INFJは人から話しかけられると、誰に対してもこれくらい気を遣います。
疲れますよね?そうなんです。INFJは人と関わるのが疲れるんです。
だからこそ、INFJには1人の時間が必要なんです。
素直に頼ることが信頼のカギ
INFJはどんな仕事も嫌な顔をせずに引き受けてくれるので、つい周りも軽い気持ちで頼み事をしてしまうことがあると思います。
INFJは洞察力に優れているので、「仕事が早いから」「期待してるから」といった口先だけの褒め言葉だけで気持ちを動かされることは少ないです。
実際には「頼みやすいから頼んでるんだな」と見抜いていることが多いんです。
INFJは、単に目の前の仕事だけでなく、全体像や人間関係もよく見ています。
「これって本当に残業でやらなきゃダメ?人員上手く使えば、定時時間にできるんじゃない?」
「本当はあの人がやるべきと思ってるんだけど、多分頼みづらかったんだろうな。」
「あの人、この仕事苦手だから後回しにしてるな。僕がやってくれるだろうと思ってわざと手をつけずにいるんだろう。」
表情や状況も敏感に察知して、「さっき頼みごとをしてきた時、少し気まずそうだったな。てことは後ろめたい理由があるんだろうな」なんて感じたりもします。
INFJはその背景を理解した上で、何も気づいていないふりをして、笑顔で引き受けることがあるんです。
それもINFJの優しさの表れです。
そんなINFJの優しさには、同じように優しさで返すことが大切です。
例えば、「少し手をつけておいたから、あとはお願いしてもいいかな?」とか、「わからないところがあったらいつでも聞いてね」と言ってあげると、彼らは納得して仕事を引き受けやすくなります。
「人によって頼みやすい、頼みづらいはあるものだし、自分もそういうところがある」と、INFJは理解を示してくれるんです。
でも、もしそういった気遣いもなく、ただ丸投げするような頼み方をしていると、彼らは人間の嫌な部分ばかりが見えてきて、不満がたまってしまいます。
最終的に、その不満が爆発して、突然「もうやめます」と言い出すこともあるかもしれません。
まとめ
INFJの部下は、責任感が強く、誰かの役に立ちたいという思いを持ちながら誠実に仕事に取り組みます。
その一方で、彼らの優しさや気遣いを理解せずに扱いを誤ると、蓄積された不満が突然爆発し、職場を去ってしまうこともあります。
彼らが求めるのは、シンプルな感謝の言葉や誠実なコミュニケーション、そして適度な距離感です。
INFJの特性を理解し、適切にサポートすることで、彼らは大きな力を発揮し、職場の信頼できるパートナーとして貢献してくれるでしょう。
職場でINFJと共に働くことで、チーム全体のパフォーマンスが向上し、長期的な成功へとつながります。
彼らの特性を活かし、感謝と信頼をもって接することで、彼らとの良好な関係を築いていきましょう。
いかがでしたか?
「INFJ-T」「HSP」「繊細さん」
よくある簡単な診断テストを受けた程度ですが、そういったカテゴリーに属する人間です。
別に自分が特別とか、そういうことを思ってるわけではありません。
誰もが何かしらのカテゴリーに属していて、人はそれぞれ違う生き物だと思っているので。
異常なのが当たり前、異常なのが普通。誰1人まともな人間なんていません。
ただ、僕自身が感じるストレスや生きづらさなんかは、INFJの特性がまあまあ関係してるんじゃないかなと思ってます。
同じように日々のストレスと戦っているみなさんの心のオアシスになりたい。
そんな思いから。このような活動もしております。
女性限定!愚痴、雑談、どんな話も大歓迎で聞きます 頑張ることに疲れた時。聞いてほしい、慰めてほしいを叶えます。人に話すことで心が軽くなることってあると思います。
全く知らない相手だからこそ話せることもあると思います。
皆さんの肩の荷が少しでも軽くなりますように。