INFJが教える、気まずい時間を乗り切るための会話術【職場・電車で使える!】
皆さま、仕事終わりの帰り道、電車に乗り込んだ瞬間に「あっ、同僚がいる…」と気まずさを感じたことはありませんか?
一日の疲れを癒やしながら静かに帰りたい時に限って、特に仲良くもない同僚や知人とばったり遭遇。
お互いに気まずい空気を感じながらも、会話をしなければならないという微妙な義務感。
まさに、逃げ場のない沈黙が流れるこの時間、どう過ごすべきか悩むことも多いでしょう。
本日は、帰りの電車での「気まずい時間」やり過ごす会話術を、INFJの視点からお伝えいたします。
INFJの特性が表面的な会話で役立つ理由
INFJは基本的に一人が大好きで、人間が嫌いです。
この性格から、社交的な場面や予期せぬ遭遇に強いストレスを感じることが多いです。
- 特に仲良くもない同僚と帰りの電車が一緒になった時
- 職場での無意味な飲み会
- 社交辞令から決まった行きたくもない食事会
少し辛辣になりましたが、こうした状況での気まずさを痛いほど理解しています。
しかし、だからこそ、INFJは自分を守るために表面的な会話を巧みにこなす能力を身につけています。
相手に深く関与せず、適度な距離感を保ちながらも、相手の気持ちを瞬時に察し、必要以上に深入りせずに会話を進めるスキルが自然と備わっているのです。
この洞察力とバランス感覚が、気まずい時間を無理なく乗り切るための大きな武器となります。
実際に使える会話術(どうでもいい人編)
ここでお伝えするテクニックは、あくまでも「どうでもいい人」や浅い付き合いに留めたい相手に対する表面的な会話術です。
もちろん、誰に対してもこの方法を使うわけではありません。
本当に大切な人には、しっかりと向き合い、心からの対話を通じて絆を深めることが大切です。
また、このテクニックを乱用することで、話したがり屋が集まりすぎるというリスクがあります。
特に、あなたが聞き役に徹することで、周囲の人々が自分の話を延々と続けるようになると、精神的に非常に辛くなるのでお気をつけください。
携帯を見てる相手には話しかけない
まず最初に、相手が話しかけるなオーラを出していないか見極めましょう。
疲れた顔をしていたり、目を瞑っている、携帯を見て自分の世界に入っている様子であれば、無理に話しかける必要はありません。
私たちはつい、社交的であることが求められる場面において、「何か話さなければ」と感じてしまうものです。
しかし僕の経験上、基本的に「話しかけてもろくなことはない」です。
結論から言うと、僕の会話術は聞き役に徹することです。
これを乱用すると、ただ話を聞いて欲しいだけの人が集まってきます。
人の話を聞くのは、話をする以上に疲れるし、ストレスが溜まります。
話しかけることで得られるメリットが明確にない場合、無理に会話を始める必要はありません。
たとえば、上司との会話なら、将来的な評価や仕事上のサポートを期待できるかもしれません。
しかし、仲良くなる気もない同僚や知人と気まずい沈黙を埋めるためだけの会話であれば、それは単なる消耗戦に終わる可能性が高いです。
相手に気持ちよく話をさせる
相手が携帯を見るでもなくリラックスしてるようなら軽く話題を振って反応を見ましょう。
コツとしては、「相手に話をしてもらうために、相手の話しやすい話題を心がける」こと。
小物などの持ち物を見て「〇〇が好きなんですか?」とか、飲みの席なら「どんなお酒がお好きなんですか?」など。
そこから徐々に話題を広げていきます。
コロコロ話題が変わるとネタ切れで辛くなるので、一つの話題を深掘りしていきます。
気まずい相手ほど、沈黙を恐れて「この次に何を話そう」と考えてしまいがちです。
ここは落ち着いて、その人の今までの人生のことだけを考えてください。
その人が一番詳しい話題は、その人自身のことですから。
例:お酒は好き? > どんなお酒を飲む? > 「ビールが好き」 > 初めて飲んだ時から美味しく感じた? > 初めてビールを美味しく感じたのはどんな時? > 「大きなプロジェクトを終えた時」 > どんなプロジェクトだった? > 引き受けた時はどんな気持ちだった?
取り調べみたいにならないように、2割くらいは自分の話も入れますが、話の焦点は相手に合わせたまま。
相手を引き立てるために、自分を引き合いに出せる時だけ自分の話をしましょう。
例:「僕は最初ビールが苦くて苦手だったんですけど、最初から美味しく感じました?」的な。
相手にマウントを取らせる
会話の中で一つ注意したいのが、「無意識にマウントを取ってしまわないようにすること」です。
知らず知らずのうちに、自分の経験や知識を話題にすることで、相手にマウントを取ってしまうことがあります。
例えば、海外旅行に行ったことのない人に対して、無邪気に「この前、ヨーロッパに行ったんだけど、やっぱり日本とは違うよね」と話すことがあるかもしれません。
あなたにとってはただの旅行の話かもしれませんが、相手にとっては「自分はその経験がない」という事実を突きつけられる瞬間になるのです。
これが無意識にマウントを取っている状況です。
人によっては「自分は経験が少ない」「自分は劣っているのかもしれない」という劣等感を抱かせることがあります。
相手の方が経験が豊富で、相手の方が優っている話題でマウントを取ってもらう。
上級テクとしては、あえて反対意見をぶつけて、相手に論破してもらうという方法もあります。
自分の話はしない
人は他人の話になんて興味がない。
私たちINFJは、他人の感情や内面に対する洞察力が鋭いため、人を深く観察するほどこの事実を痛感することが多いです。
特に感じるのが愚痴や悩み事を聞いている時。
その時の状況や、登場人物の性格など、あらゆる可能性を考えに考え抜いて、さらに相談者をなるべく傷つけないように配慮して答えても相手には届きません。
僕「〇〇さんの気持ちもすごくわかる。そんな言い方されたら、僕だって怒れる。けど△△さんも、もしかしたらこういう気持ちで言った可能性もゼロじゃないかも。その時の言葉のニュアンスとか、表情とか分からないからなんとも言えないけど。」
相談者「え?私が悪いの?」
もうね、この一言で心折れます。心のシャッター下ろします。
人は他人の話になんて興味はない。
正論をぶつけて相手を論破できる状況でも、黙って聞き役に徹しながら適当に相槌を打つ方が賢明です。
数年後、数十年後にあなたの言葉の意味がわかるかもしれませんが、どうでもいい相手にそこまでエネルギーを使う必要はないでしょう。
その人が求めているのは正解ではありません。共感です。
どうせあなたの意見なんて聞く耳ないですし、本人ももう答えが出てます。
「あなたとしては、どうなったらベスト?」
相談されても、これを聞いておけば、本人が勝手に答えを出します。
相槌すらいらない
人はただ自分の話を聞いて欲しいだけなので、無駄な相槌は邪魔くさがられます。
食い気味の相槌や、的外れな返しなんて相手をイラッとさせます。
言葉はいりません。
相手と同じ表情をして、軽く頷くか、深く頷くか、こまめに何度も頷くか、これだけ。
- 目を見開いて何度も頷く
- 視線を外しているところから目を見て頷く
- 目を瞑って顔を上に向け、深く納得するように大きく頷く
- 手で口を押さえて頷く
- 腕を組んで頷く
など頷きのバリエーションはさまざまです。
自分の言葉を待ってるなと思ったら相手の最後の言葉をオウム返ししておけばいいでしょう。
目を見て話せばいいというわけでもない
目は口ほどに物を言う。
一緒に怒って欲しいのか、笑って欲しいのか、笑うタイミングはどこか、そこを見極めるためにも相手の目を見るのは大事です。
しかし、ずっと目を見ていればいいというものでもありません。
話の内容によって視線もコントロールしましょう。
ポジティブな話題は視線を合わせる
僕の経験上、笑い話などポジティブな話題は視線を合わせた方がいいです。
そのほうが相手の笑って欲しいポイントなどを感じ取りやすいです。
逆によく知る相手なら、あえて視線を外しておいて、笑うタイミングで目を見て爆笑するというのも効果的。
面白すぎて思わず顔を向けてしまったと言った感じで。
ネガティブな話題は視線を逸らす
視線を外した方がいい場合は、愚痴とかネガティブな話題の時に多い気がします。
愚痴を聞いている時に目を見ていると、たまに変な空気が流れる時があるんです。
「あ、この人、自分に非がないように見せるため、少し話を盛ってるな」とか、「自分に都合の悪いところ濁したな」とか。
その人も後ろめたさがあるのか、なんか変な空気に一瞬なるんですよね。
多分相手も、変な空気になったことに感づいた僕の顔が引き攣ってるのに気づいてる。
あと、これもたまにあるのですが、相手が悔しさのあまり涙目になったりしてる時。
この時の空気も苦手です。
相手も自分も「何も変わってませんよ」って感じで、視線を外せない感じ。
余計な気を使いたくないので、僕はネガティブな話題では視線を外すことが多いです。
顔や体を相手に少し向けて、耳をすませるような表情をすれば聞いてますよ感は出せます。
たまに目を見る程度で十分です。
聞き上手の代償
最後に、ぜひ覚えておいていただきたいのは、聞き役に回ることがいかにストレスを溜めるかということです。
INFJは共感力が高く、他人の感情を深く理解しようとするため、自然と聞き役に回ることが多くなります。
しかし、その反面、自分の感情やエネルギーを犠牲にしてしまうことが少なくありません。
このストレスが積み重なると、INFJは人間関係において限界を感じ、時には「ドアスラム」という形で一切の関係を断つことがあります。
「人は他人の話になんて興味がない。」そんな世の中で聞き上手は稀有な存在です。
聞き役に徹することは確かに重要ですが、それを乱用し続けると、自分自身が限界に達してしまうのです。
聞く力を乱用せず、適度に活用し、自分の限界を超えないようにすることが、健全で持続可能な人間関係を築く鍵です。